鉄オタ税理士のブログ
11.122020
カニ解禁
11月6日は、ここ北陸沿岸のカニ漁の解禁日です。
石川県のカニはカニの王様である「ズワイガニ」ですが、これが各地で名前が変わります。
福井県では「越前ガニ」、山陰地方にいくと「松葉ガニ」になります。
同じズワイガニですが、どうしてか若干味に違いがあって、特に同じ日本海でもシベリア沿岸のズワイガニは全く違う食材に見えます。
そんなわけで石川県独自のブランド化を進める意味で、こちら石川県でとれたズワイガニは「加能ガニ」(加賀・能登の意味)と呼ぶようになりました。
ところで、ご存じの方も多いと思いますが、良くテレビで「最高セリ額うん十万円」とニュースになるのは全部「雄」です。
「雄」のズワイガニは、実がいっぱいで大きさも大きく食べ応えがあります。
一方「雌」は小ぶりで、実は少なく、中に「内子」「外子」が詰まっています。
そして初心者、子供にはこの「内子」「外子」がなかなか取っつきにくく、嫌われがちなため値段も「雄」に比べて数分~数十分の一です。
ところが私たち、小さい頃から食べ親しんでいる人間からすると、この雌のズワイガニの味は最高の「酒肴」「おかず」であり、そのため別名「香箱(こうばこ)ガニ」と呼ばれています。
金沢に来たら、オスの「加能ガニ」より、私的にはぜひ「香箱ガニ」を味わって欲しいものです。(リーズナブルです)
しかも資源保護のため、オスの「加能ガニ」は3月終わりごろまで漁ができますが、雌の「香箱ガニ」は年内で禁漁ですがら、味わえるのは2か月弱です。
ぜひ金沢で、知る人ぞ知る冬の味覚を楽しんでください。
私のクライアント(かつ小学校の同級生)に「漁業」の方がいます。
毎年解禁日の夜(翌日店頭に並ぶ前に)に、この「香箱ガニ」を何杯か届けてくれます♪