鉄オタ税理士のブログ
1.272022
租税教室その3
またしばらくブログサボってました。
恒例の「租税教室」です。
実は昨年5月の予定でしたが、ちょうど「まん延防止重点措置」の指定に重なって延期、この時期になってしまいました。
でも、もう少し遅かったらまた「まん延防止」にかかるところでしたので、ギリギリ開催にこぎつけました。
今回も「小学校6年生」午前中4クラスぶっ続けです。
今回は、定番の授業内容の他に学校側からリクエストがありました。
- 「税率が相当に高い北欧諸国はなぜそれでいて幸せか」
- 「税理士の職業について語って欲しい」
両方等も相当に難しい課題です。
しかも相手は小学生です。
で①ですが・・
まずは次の図を見せました。
各国の消費税率です。
日本は10%だけど、北欧各国は軒並み25%前後
子供たちは、高率に驚きます!
そしてもうひとつは世界の「幸福度ランキング」
なんとその高率の北欧各国が上位を占めて、日本は60位台
(子供たち)「え~なんで?」「日本やべぇ~!」
(私)「ねぇ君たちさ、50円のアンパンと、同じ大きさの100円のアンパン、どっち買う?」
(子供たち)「50円!!だって2個買える!」
(私)「うん、そうだよね。でもその100円のアンパンが50円のアンパンの5倍(?)美味しかったらどうだ?」
(子供たち)「???・・・100円かな~」
(私)「そうだよね、だからいくら税金が高くてもその分以上に自分たちが幸せになれるんだったら、高い方選ばないかい?」
(私)「だから税金の集め方(税率)のことだけじゃなくって、どんな風に使ったら自分たちが幸せになれるか考えないといけないと思わないか?」
子供たちなんとなく理解してくれたようです。
続いて②税理士の魅力を語らねばなりません。
(私)「税理士事務所ってね・・・」
会計事務所は、クライアントが行うひとつひとつの取引をその場で見ているわけではありません。(当たり前)
でもその取引が行われたことを確認して記帳できます。それは企業に残る「帳簿」や「領収証」等の証憑から取引を推認するからです。
(私)「だからさ、税理士事務所ってお客さんの残した『証拠』から、たった一つの『真実』を突き止めるんだよ、これって何かに似てない?」
そういってスクリーンにある漫画キャラクターを映し出します。
(子どもたち)「名探偵コナン!」
(私)「だから、推理小説やミステリーが好きな子は、この仕事向いてるかもしれないよ!」
こどもたち目を輝かせて聞いていました。
とにかく今の子供たちは、私たちの子供のころに比べると、各段に積極的、自分の意見もはっきり言える子が多いなと感じるひとコマでした。